「人持ちになろう」

 

常日頃、60歳になった時に「金持ち」よりも「人持ち」でありたいと言っています。チョッピリ、金持ちへのあきらめもあるのですが、これは私にとっての「豊かな人生の証」だと考えるからです。

 60歳になってから一挙に「人持ち」になるのは難しいことです。現在の価値観を共有できるからこそ、ずっと先において「親友」「信頼できる友」「心を通い合わせる友」といえるのだと思います。

 現在の私には、学生の頃からのよいことも悪いことも何でも知っている生涯の友達、中には腐れ縁の友達もいますが(笑)、大人になってからの自分の好き嫌いや信頼(親しみ)の基準がはっきりとできてからの友人もたくさんいます。着々と人持ちを目指しています

 学生時代の方が多くの友達をつくれると言いますが、近頃の学生を見ていますと、何の主張も持たずに、ただ一緒にいるだけの人を友達とよんでいるように感じます。人生の土台作りの学生時代には、いろいろな考え方や意見を持った人と積極的に関わって、一生の友達をつくって欲しいと思います。

さて、今春知り合ったばかりの「新友」についてお話します。私より少し年上のその彼女とは、通信教育の勉強会(富山県・氷見)で一泊ご一緒しました。第一印象は、物腰がとても柔らかで素敵でした。翌日に「風邪の盆」オワラ踊りで有名な「越中八尾」を案内していただきました。道中に話を聞いてみるとバイタリティがすごい!!当たり前のように何人分もの仕事をこなしているのです。

 ご主人の両親と生活し、母親、妻、会社人としてはCADを扱い、田畑の仕事(このときは、ちょうど田植えの時期でした)、民謡や踊りを習い地域文化の継承に貢献し、近所の世話役もしている。そのうえに通信教育の仲間との勉強会にも十年来、参加しているのです。
 
 地方の女性と話をすると、自然体でのびのびしたその生き方自体が『足が地に付いている』と、いつも敬服します。
何事にも、まじめに誠実に取り組んでいる人は、話していてすぐ分かります。この辺りが大人になってからの友達選びの基準かも知れません。

今以上に多くの友人を持ちたいと思うのなら、求めて様々な世界へ飛び込んで、違う環境、違う意見の人と多くコミュニケーションをとること、これには勇気と努力が必要です。

 私は、今後も多くの人とクロスポイントできることに感謝し、60歳に向けて、「新友」「親友」「心友」、私の財産をますます増やしたいと思っています。 



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