「『学生のうちにビジネスマナー』を身に付けよう!!


私の担当している産能大学では、2000年からビジネスマナーの授業が半期2単位で、スタートしています。

この授業は、『インターンシップ』(企業にて約2週間、企業の体験をさせていただく)の前提授業としておかれています。学校の名前を背負って会社の中を見せていただくのですから、『マナーのできていない人は、インターンシップに参加できない』というわけです。

学生の履修希望が大変多く毎回抽選になります。人気があるというより、インターンシップに参加したいために義務感の人が多いと思われますが、インターンシップに関係のない学生の履修も多くあります。抽選から外れた人の中には単位は取れなくてもよいので、ぜひ聴講させてほしいという学生もいます。

学生たちは、親や他人からいろいろ言われたくないけれど、社会人になって実際に今のままでよいのかどうかについて、不安を持っている人が多いようです。

「教室はオフィス」「講師は上司」ということにし、授業への参加姿勢に社会人の意識を求めています。
『マナーの基本を学び、臨機応変に相手に配慮できるようになる』ことを学ぶもので、毎回、テーマを示してグループワーク、ロールプレイ等を行います。
自分の考えをまとめてから話し合いに入るように指示しますが、自分の意見を持たない人、上手に表現できない人が多く、ディスカッションに苦手意識があるようです。

『なぜ、働くのか』、『学生のままでいたいか、早く社会人になりたいか』などについて話をすることに初めのうちは戸惑いがあるようですが、各グループとも、すぐに慣れて盛り上がっています。

この授業を通して思うことは、誰でも『知らないことはできない』けれど『教えてもらったらできる』ということ。マナーは常識、知っていて当たり前と言う前に、きちんと教える必要があるのです。学生のうちに、知らないことをいろいろ聞いて、自分で『どのようにしたいのか』『しなくてはならないのか』を考えられるようになることが重要だと思います。

会社でも同じことが言えます。教えなければならないことを、上司、先輩がきちんと教えられない、また行動で示すことができないとすれば、全体のマナーは低下するばかりです。

マナーの理想の形だけを教えるのではなく、『なぜ、そのことが必要なのか』、では『どのようにすればよいのか』を日常に活かすことで身に付けます。

『マナーは自分を守るもの』にしたいですね。



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