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書籍名
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『情報は1冊のノートにまとめなさい−100円でつくる万能「情報整理ノート」−』
著者:奥野宣之
ナナ・コーポレート・コミュニケーション (2008/03) 777円
ISBN:978-4-901491-76-1
http://www.nana-cc.com/
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こんな本
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だれでも一度は挑戦する情報整理術。道具を買って方法を替えるが、続かない人が多いのではないだろうか。続かない原因を「何冊も使い分けるからうまくいかない!」と本書は言い切る。業界紙の記者として活躍している著者が、だれでも低価格(1冊100円ノートだけ!)でできる情報整理術を紹介している。これ以上はないシンプルを極めた方法。情報収集に忙しいこの時期に活用したい本である。
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準備はたった
ノート1冊
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用意するのは、A6サイズ(=文庫本とほぼ同じサイズ)の100円のノート。Yシャツのポケットに入り、小さすぎず大きすぎないというこのサイズを著者はお勧めする。A6サイズにこだわるのは、ビジネスで使うA4サイズの書類を、図の@〜Dのように、簡単にサイズぴったりに貼ることができるからだ。

そして、ノートに時系列で情報を前から順に書いていくだけ。メモや備忘録だけではなく、アドレス帳や会議の議事録も1冊ですませてしまう。高レベルな情報一元化ができるというわけだ。しかも、分類は不要。ただし、検索のための索引は必要だ(後述)。
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シンプルを
徹底すると
続けられる
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続かない要素を著者は分析している。第一には「負担が重すぎること」。これまでも数多くの著名人や学者たちが自分たちの方法を勧めてブームになることがあった。ブームでやり始めた方法がどれだけ続いただろうか。続かないから、新しい方法や道具を人は求めている。本書の方法はノート1冊に時系列で書くだけ、ハードルは非常に低い。第二に「自己流のアレンジが利かないこと」。偉大な先人たちが作ったルールは、偉人だからこそ耐えられたものが多い。一般人の私たちが、気軽に自分流に活用できる幅がこの方法にはある。
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ノート技術
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実際に著者が勧めする技術を少しだけ紹介しよう。
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技術 |
解説 |
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情報の一元化を徹底する |
考えついたこと、電話のメモ、買い物リスト。何でもノートに書き込む。捨てずに持ち歩くので、いつまでも参照が可能。 |
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時系列で日付を記入する |
時系列に前から順に書くことに加えて、日付を必ず記入する。「080401」のように記すと、日付が検索用のキーとなる。 |
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略記はローマ字母音抜きで記入する |
速記法で、大きい字で略記を駆使する。「慶応義塾大学」→「KO大」のように大幅に書くスピードを短縮する。 |
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何でも貼る |
もらった電話メモ、ちらしの情報、新聞の切り抜きの、必要部分を切って、とにかく貼る。 |
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膨張したら次のノートへ移る |
2週間から1か月でノートを使い切るはず。きりのいいところで、次の新しいノートに移る。 |
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検索のための
索引
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一元化の問題は、情報が膨大になり検索が難しい点だ。つまり、ノートがどんどん増えて過去の情報が探しにくくなることを解決しなければならない。著者は、索引を作ることを勧める。たとえば、ノートの冒頭に目次をこのように作る。
080301 店:イタリアン「イルソーレ」
080301 資料:J丘のジーンズバーゲン
080302 メモ:論文「ビジネスマナーの原点」
080302 資料:V誌原稿料の打診
080302 打合:4月マーケティング研修の企画
「店」「資料」などは「タグ」として、ある程度決めておくと、後の検索で非常に便利である。店や企画の名前も正確に書くとそのものが検索に使える。ここで気づいた方もいるだろう。そう、これはデーターベースである。この索引を、パソコンソフトを使ってデーターベースにすれば、ノートが何百冊になっても検索が容易にできる。索引を作る手間と、得た情報を無駄なく引き出せる効用と、どちらを選択するかを考えれば、価値は見えてくるだろう。この索引データーベースの作り方も、本書の中で丁寧に記されている。
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情報を
アイディアに
活かす
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新しい情報に目を奪われるだけでなく、過去の情報を宝の持ち腐れにしないで活用すること自体が、情報整理につながる。メモを整理することで自分の頭の中も整理され、スリムで効率よくなるのではないだろうか。本書では、情報整理だけではなく、インプットからアウトプットまでの流れもイメージして、発想法も紹介されている。この本を機に、今まで整理法が続かなかった人に、ノート1冊でスタートできる、安価でシンプルな方法を試してみるのもいいだろう。
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